血糖値スパイクの怖さ　～血糖値をコントロールしよう②～

よみもの

2022/03/01

さて血糖値コントロールについての２回目です。

血糖値の急上昇には以下のリスクがあります。
・体へのダメージ
・精神の不安定
今回はそのメカニズムをご説明いたします。

基礎知識　血糖値スパイク
「血糖値の急上昇は急降下をもたらす」
これを血糖値スパイクといいます。
血糖値が上がると、下げるためにすい臓からインシュリンを分泌し、下げます。
穏やかな血糖値の上昇ならば問題ないのですが、
血糖値の急上昇をくり返すと
インシュリンも大量に分泌するので
急上昇・急降下がクセになります。

体へのダメージ
①血管を傷つける
血糖値スパイクは血管を傷つけます。
その原因は血糖値スパイクによる活性酸素だと言われています。
傷ついた血管は補修をし、かさぶたができます。
そのため血液の通り道が狭くなってしまうのです。

脳の血管が詰まれば脳梗塞
心臓の血管が詰まれば心筋梗塞
になるのです。

②2型糖尿病
インシュリンの大量分泌をくり返すと
すい臓のインシュリンを分泌する細胞が壊れ
インシュリンを正常に分泌できなくなります。

これが２型糖尿病です。
※１型糖尿病は遺伝

精神の不安定
血糖値の上昇は気分が高揚し幸福感をもたらします。
糖は生きていくためのエネルギーなので
飢餓の状態では最重要なのでしょう。

しかし幸福感を味わうために血糖値の急上昇をくり返すと
前述の通り急降下も繰り返します。
高血糖：幸福感・高揚
低血糖：イライラ・不安・鬱(うつ)

こうなるとさらに高血糖の状態を求め、
炭酸飲料・エナジードリンク等を常習するようになります。
心当たりのある方は注意しましょう。

このように血糖値は精神にも影響を与えます。
血糖値をコントロールすることで
精神を安定させることも可能なのです。

以上のように血糖値スパイクは
心身に大きな影響を及ぼすのです。

ではどのように血糖値スパイクを避ければよいのでしょうか？

・空腹時の甘い食べ物・甘い飲み物を避ける
・野菜を先に食べる

この２つに気を付ければかなり防げます。

しかし、食事に野菜が用意できなかったり、
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