よみもの

2021/06/15
運動とマスク COVID19と熱中症、どちらのリスクを優先させるか
COVID19(新型コロナウイルス)のワクチン接種が活発になってきています。
国別に接種率の高い順に見てみましょう。

6月11日発表 人口100人あたり
1. イスラエル 56.79
2. チリ 45.75
3. アメリカ 42.91
4. イギリス 42.76
5. UAE 39.27
6. シンガポール 33.11
7. スペイン 24.54
8. ドイツ 23.89
9. ポーランド 23.52
10.イタリア 22.38 

これに対して日本はわずか4.09%です。


摂取の進んだ国の新規感染者のグラフは急激に下がっています。
また、先日のアメリカの発表によるとワクチン接種後のCOVID19の感染率は0.01%とのことです。 日本も今後ワクチンの接種が進めば、徐々に安心した暮らしを取り戻せるのではないでしょうか。


しかしながらまだまだマスクと手洗い・消毒は必須です。
ここで問題になるのは「運動するときのマスク」です。 先月末に大阪の小学校で体育の持久走中に生徒が亡くなるという事故が起きました。マスクを付けて運動を行うことは実際に行われています。


以前、高地トレーニングの代わりにマスクを付けて心肺機能の向上を図るという方法がありました。酸素の薄い高地でトレーニングを行うとヘモグロビンが増加して最大酸素摂取量がアップするという考え方です。平地に戻ったときにその効果を発揮させてパフォーマンスを向上させることができるというのです。
現在ではヘモグロビンの増加よりも呼吸にかかわる筋肉の増強に使われることが多いようです。

つまり、それだけ「マスクを付けて運動する」ということは「体に大きな負荷をかける」ということなのです。一流のスポーツ選手が行うなら利点がありますが、一般人が行うとリスクが大きいといえます。


さらに、気温が高くなっていますので、マスク着用によって熱中症の危険が高まっています。長時間付けて運動をすると呼気に含まれる水分によってマスクの繊維が膨らんだり、水滴で吸気が困難になります。

もちろん、COVID19により重症化・死亡する方がいらっしゃいますので、感染防止に気を付けなければいけません。 しかし、一方で運動中のマスクにより具合が悪くなったり死亡したりしたのでは、本末転倒です。


運動中にマスクをしなければいけない場合、以下のことに注意しましょう。
・呼吸がしやすいマスクを使う。
 ウレタンマスクでもしないよりは飛沫を防げます。運動用のマスクも販売されています。
・マスクと皮膚の間に空間を確保する補助器具を使う。  
 汗でマスクが密着すると呼吸が大変苦しくなります。間にスペースを確保する器具を入れることで楽になります。
・人に近づいたときや、声を発するときだけマスクを付ける。
 ランニングやハイキングなどで有効です。マスクをアゴにずらしておいて、すれ違う前や、声を出す前に装着しましょう。

以上に気を付け、運動中に苦しくなった場合には無理せず早めに休みましょう。

睡眠と栄養を取り、体調を整えることも大切です。
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